BALI石日記
前半
「Welcome to BALI」
6月27日(日)
午前11:00発ガルーダインドネシア航空881便で成田からデンバサールへ。 噂のガルーダの「うなぎ」機内食を食しつつ、(おしょうゆ入れの「奥様」 マークに喜喜揚揚としているR女子)機内はすでに壊れモード。 安眠枕で一発芸をする輩、手紙書きに没頭する輩、大声で歌う輩を乗せ、 午後5:20分デンバサール着。そこからバスでウブドゥへ1時間の道のり。 窓から見える景色は思ったより、「都会じゃん」でしたが まわりがどんどん暗くなり、民家の明かりも少なくなり、不安に思ってると しばらくすると灯りが見えてきたと思ったら噂の「EXSILS」!! そしてすぐ、ウブドゥでの宿「PuriPadi」に着。 (もう一班は少し離れた「CHANPLUNG SARI」)
玄関では噂のバロンがお出迎え。 ホテルは2階建てのコテージのようになっていてバリムード満点。 同室は関西チームのMにゃん。 知らない人だったらどうしようっていう心配も無用だった。 電話も時計もないけれどテラスから見える景色だけで満足。
荷物もそこそこに懇親会へ。 ホテルの3軒隣くらいにある「Cafe Padi」というところに移動。 2階にプリパディ組、1階にチャンプリサリ組。 そこに並んだのはインドネシア料理の数々。 口に入れるたびに「??」って感じでこれから1週間の食生活に 不安に思いながらビールを飲みつつ、食しているとこれが全然平気になっていた。
が、ビールを1杯飲んだころにどやどやと人が2階に上がってきてふとみると げげっ杉さんだー!!!(もちろん他のメンバーも)
そこからの記憶はほとんど定かでない… 硬直したまま、人の影に隠れつつ杉さんを見る私はまるで星明子か、ストーカー状態。 ビールも食事も喉に入らず、ひたすら水を飲みつづける私。 そこで水を飲んだのが悪かった。 他の人は酔いに任せて杉さんたちとお話できるんだけど すっかり酔いがさめてしまった私はもう、ずーっと石になっていたのだった。 (マシンガンのように話す上田さんやいきなりマッサージをしてくれた里ちゃんとは話せたんだけど…) 杉さんは気を使っていろんなテーブルをまわって一人一人に話しかけようとしてるんだけど バカな私は杉さんが座っているテーブルを避けるようにして動き回っていた。
12時過ぎに宴会も終わり、みんながホテルに帰ろうとしていると 杉さんとの2ショット撮影会が始まっていて 遠巻きから見ているとPちゃんが私の手を引っ張り 杉さんの横に連れて行ってくれて写真を撮ってくれた。 とっても感謝。 でも自分のバカさ加減と、情けなさでホテルに帰る道でえんえん泣いてしまった。 すっかり、ブルーな気分で就寝。 ああ、こんな気持ちでずっと1週間過ごすのかなと思うとさらにブルーになってしまう。
「ミーゴレン」
6月28日(月)
2日目の朝、少し遅めの起床。
今日の行事予定表を見ても「1日自由行動」としか書かれていないので1日買い物ということになった。 朝食のオムレツに「SUGI」だの「きよ(はーと)」だのと ケチャップで書きながらだらだら食べる。 ああ、時間を気にせずに過ごす事がこんなにも幸せだなんて…
あいにく雨が振りだしたけれど雨が小止みになるのを待って Mにゃん、YちゃんたちとH嬢のホテルのほうに向かう。 モンキーフォレスト通りを上り、だらだら買い物していると あっという間にお昼になっていた。
「カフェワヤン」というところにはいる。 これがなかなかジャングルの中のような気分でインドネシア気分たっぷりの お店だった。良い雰囲気。(蚊にずいぶんさされちゃったけど) ここで私はミーゴレン(やきそば)とジンジャーティをオーダーしたのが 運のつきではまってしまい、最後まで1日1度はミーゴレンを食べていたのだった。 (バイキング形式のときでもついつい、「ミー!!」と叫んでいた…)
それから買い物を続けていたけれど、7人で行動していたため、 そのうちばらばらになってしまい、ラヤ・ウブド通りのスーパーで待ち合わせる事に。 外国のスーパーはどこに行ってもほんとに面白い。 塩だの、バリカピ(バリコーヒー)だの、スリミングティだのを買いこむ。 買い物を終わったところでスーパーの前にアイスクリーム屋に入る。 景色もいいし、アイスクリームの味も決して悪くはないのだけど なぜか異常に高かった。(お昼より高かったぞ)
そうこうしているうちにもしかして何か予定が入ってるかもしれないという ことになり、ホテルに帰ることに。 ラヤ・ウブド通りのしつこいタクシーの勧誘を断りながら (しかし、「TAXI」といわれて「NO!」と答えると「なんでやねん」と 日本語で返すのはやめてくれぃ。誰が教えたんや…)
早足でホテルへ歩く。 途中いも虫改めドライシーズンのモデルになった市場を通るが あまりのモノの量と物売りの苦手な私は入れないだろうな…と思いながら通りすぎる。
ホテルに着いたけれど夜の予定も特に入っていなかったので そのまま、プールへ直行し、ひと泳ぎして夕食へ。 (しかし同室のMにゃんは知らぬ間に服を3着も買っていた。 私なんぞ、ほとんど服を持ってきてないのに。明日は買わねば)
2つのホテルの中間当りにあるレストランへ。 買い物メンバーとR女子、Cちゃん、Nちゃんと合流。 お店の人からにわかインドネシア講座などを受けながら 和やかに食事をとる。
少しアルコールも入ったところでごきげんになったH嬢はCちゃんと 1つのイスに2人が座り、イスをぶっ壊してしまう。 (2人のおしりにはまだあざが残っているらしい…) と思えばおねむになったNちゃんはご飯を食べながら爆睡していた。 (まるで人事のように語る…) お店の人の引きつった顔、今でも覚えています。。。
とさんざんレストランで暴れたあと、各自ホテルに帰って就寝。 おねむのNちゃんはシャワーも浴びずにベッドに入って行ったのだった。「チャハヤデワタ」
6月29日(火)
この日は朝からまた昨日のメンバーでH嬢のほうのホテルに向かい、 そこからタクシーでチャハヤデワタに向かう。 15分ほどで山手のホテルに到着。 H嬢は毎年来てるということでどんどんホテルの奥へと向かって行く。 すると突然眼下に広大なジャングルが広がるレストランに出る。 どこまでも広がる椰子の木の森を見ていたらなぜか涙が出てきた。 お腹の中のどろどろしたものが浄化されてあふれてくるようだった。
レストランの店内には誰もいないのをいい事に私達は しばらくその景色を見ていた。 杉さんのいろいろな歌が浮かんでくる。 「美しいところ」というのはここなんだな…って思ったら あとからあとから涙があふれてきて、ここにいることが とても幸せだった。 ひとしきり泣いたあと、Pちゃんが「Yさん、こんな景色見たら泣いちゃうだろうな」 って言ったのがすごくおかしくて笑ったらまた泣けてきた。
ふと見るとレストランの人らしき人が話しかけてきた。 他愛もない会話の後、私はまだ頭が真っ白でぼーっとしたくて 景色を見てたらH嬢とT嬢はレストランの人と話している。 あとで聞いた話だとその人と「人間にとって必要なもの」の話を していたそうだ。水と空気と火でどれも多すぎても少なすぎても 死んでしまうと言うことらしい。 あんな場所でそんな話はあまりにもはまりすぎて 人生考えちゃってただろうな。 1時間ほど景色を見た後、またタクシーで街に戻る。
カフェロータスというレストランでお昼をとる。 ウブド王宮の隣にあり、真ん中には蓮の池があって とてもきれいな所。 (ちなみにここのミーゴレンはトマトケチャップ味だった。)
そのあと、すぐ近くのプルルキサン美術館に行く。 ここも庭がとてもきれいなところで、庭だけでも満足。 でも美術館も古いものあり、新しいものありで見ごたえがあった。
そのあと、ホテルへ向かっていると後ろから声がするので 振りかえると高島さんだった。 用事のない半数は高島さんの車で送ってもらう事にして、 私達は歩いて帰ることにする。(まだ服を買っていなかったのだ) そうこうしているうちに何軒か回っているうちに青いドレスと白いサロンを買う。 H嬢も色違いで形違いのドレスを買う。
ホテルに帰ってその服に着替えてケチャダンスを見に行く。 (H嬢も今日買った服を来ていた) ドリームランドでとってくれていた席に座ると私達の後ろの席が2列空いている。 まさか、と思ったけどしばらくすると杉さんたちが後ろに座った。 げげっ緊張してケチャダンスを見るどころじゃない。 時々気になって後ろをこっそり見るとみんな口あけて真剣に見ていた。
だけどケチャダンスは男の人の火の踊りで本当に圧巻。炎の熱気が客席にまで伝わってくる。そのあと杉さんたちは先にウェルカムパーティの会場に移動し、私たちは記念撮影をする。
「ウェルカムパーティ」
ケチャダンスを見終わってしばらくして、ウェルカムパーティの会場である 「べべッブンギル」に歩いて移動。 会場はレストランの広い庭でのガーデンパーティだった。 向こうに田園を望み庭には池や東屋もあって、満月もきれいに見えていい雰囲気。 しかし、席を決めるのにとろとろしていたら池の向こうに一番端の席しか残っていなかった。 杉さんたちが座っている東屋からはゆうに30mはある。 「遠いなぁ・・」と思いながらPちゃん、H嬢らと共に席に着く。 あまりに不憫に思ったのかお店の人が真ん中の通路のところに席を作ってくれたので そっちに移動。
ビールも配られ、ウェルカムドリンクが来たところでふと後ろを向くと げげっ杉さんだっ!! (どうして杉さんを見るといつも私はこういうリアクションになってしまうのでしょう。) ちょうど私の後ろで乾杯のあいさつをしてくれているのだがどうも、直視できない。 つつがなく乾杯も終わり、食事が始まってしばらくすると杉さんがこっちに向かってきてくれた。 1つ1つテーブルを回ってくれるのだが、どうも一番がうちだったらしい。 H嬢たちとお話してたんだろうけど頭が真っ白で何も覚えていない。 ただひたすら聞いてた感じだったけど、会話の中で「手紙」という言葉が出てきてやっと 自分が杉さんに手紙を書いていたことを思い出す。 なんとか手紙を渡して、杉さんが立ち去った跡にようやく、喉にモノが通り始めた。
杉さんが一回りテーブルを回ったところで2ショット撮影会となった。 どきどきしながらついに番が回って来た。 うひょ〜どうしよっ…って意味もなく困ってしまう。 とりあえず、席に着く前に「お願いします」とあいさつすると 「その服こっちで買ったの?よく似合うね。」って。うっ買って良かった。。。ああ、もし私が死んだらこの服、棺に一緒にいれてくださいっ!! こわばった顔のまま撮影完了。ふぅ。
みんなが2ショットを撮っている後ろから写真を撮って フラッシュが重なると何度となく怒られる(懲りない奴…) そのあとみんながご歓談しているのを遠巻きに見る。 ふと、サインをしてもらう事を思い出し、思いきって向かって行く。 サインをしてもらう時に名前を聞かれて「Nってお願いします」って言うと 「君がNちゃんか」と。ああ、もう死んでもいいや(なんで知ってるの?もううれし杉) しっかりひらがなで「Nちゃんへ」とかいてくれた。(ああ、感涙) あとは「ロマ天」の話や、アルバムの話。 「ぼくのOKUSAN」の作詞の方の奥様が杉さんのファンでよく杉さんの曲を聴いてるとか (だからあの、杉さんモードいっぱいの詩なのね。) アルバムのタイトルは「Summer Side Up」って考えたけどもうすでに決まってたとか… ああ、もううれしいっ あと何の話をしてたんだろう(と言って実際私が聞き出したわけじゃないけど) 頭真っ白で思い出せなくてごめんなさい(涙)
席に戻るとおいしいと評判の「ココナッツメレンゲパイ」があったので ありがたく頂く。ホントに美味しかった。フルーツケーキもグッドでした。 ココナッツパイのふわふわのメレンゲのような気持ちで就寝。 ああ、こんな幸せな夜が今まであっただろうか…「世界の中心」−プセリンジャガ寺院−
6月30日(水)
この日は午前中はMにゃんとエステに行き、午後からはAちゃん、Mちゃんと合流して、 「世界の中心」という別名を持つ、プセリンジャガ寺院に行く事にする。
エステに行く途中のスーパーで「TERRA」を見つけ、6本買いこむ。 しばらく歩いて行くと1人で歩いている伊豆田さんを見つけ、 「おはようございまーすっどこに行くんですかーっ?」って声をかけると 「ホテルに帰ってるの、こっちでいいんだよね」って言うから「そうですよーっ」って 言ってあげた。後で聞いた話によると伊豆田さんはジョギング中に迷子になったらしく 1時間以上も迷っての帰りだったらしい。 そのすぐあと、おおきな荷物を持って自転車に乗ってる里ちゃんに出会う。 市場に楽器を買いに行った帰りだったそうだ。
エステでは全身とフェイシャルをやってもらう。 全身にココナッツオイルを塗られマッサージされる。 最初はくすぐったいし、恥ずかしいで緊張してたけど そのうち気持ち良くて、もう、まな板の鯉状態。 ターメリックのスクラブを塗られ、ヨーグルトを塗られる。 だんだんタンドリーチキンの気分になる。 そのあと、オーブンに入れられる代わりにフラワーバスに入る。 ちと、ぬるめで寒かったけど、気分は女王様。 フェイシャルも眠ってしまいそうになるくらい気持ちが良かった。
そうこうしているうちにAちゃん、Mちゃんとの待ち合わせまで30分しかない。 結局帰りのパンやさんでパンを買って食べながら帰る。 帰りに上田さん、あずまっちを見かける。
タクシーをホテルで呼んでもらってプセリンジャガ寺院に向かう。 どうやら車で10分ほどのところらしい。 夜のEXILESのライブは4:30集合だから3:30までにホテルに帰るにしても 2時間あるから他のお寺も回れるかな…と淡い期待を抱く。
タクシーの運転手は若いお兄ちゃんでいろいろと英語で話してくれる。 はたと気付くとMちゃん以外はみんな短いボトムだった。 お寺に入るのに足が見えるカッコではいけないので運転手のお兄さんが 「サロン(布)を用意してやる」という。実際サロンを貸してくれる寺院もあると言うことだった。 町に戻るのかな、それならみんな持っているのでホテルに取りに行かせてもらおうと思っていた。 しかし、車はどんどんスピードを上げて走って行く。 ウブドの町から10分ほどの距離なのにそれ以上走って行く。 だんだん不安になってきて「どこへ行くの?」と聞いても「サロンがいるんだろう?」としか 言わない。変に突っ込んで怒らせて変なところへ連れて行かれたらたまったもんじゃないので おとなしく座っていたが思いきって、「ここはどこ?」と聞いてみた。 タンパクシンと言った。地図を見たら町とは正反対の山の中である。 恐くなってきたらお兄ちゃんは「あと2km」だからと言う。
ついた先はサロン屋だった。 まんまとはめられた気がして、腑に落ちない。 しかし、文句を言っても仕方がない。 サロンがないと寺院には入れないし、何しろ時間がない。 Mちゃん以外の3人は手当たり次第にサロンを選んで買った。 もうすでに2:30近かった。 しょうがないね、忘れた私達が悪いんだし、このサロンはお土産にしたらいいやと 思ってみてもどうも騙されたような気がする。 Aちゃんに「眉間にしわ寄ってるよ」と指摘される。うーん。
なんとか3:00にプセリンジャガット寺院に到着。 入り口でお布施を払うとサッシュのような帯を貸してくれる。 入り口付近では闘鶏をやっていてかなりの人が必死に見ている。 負けた鶏はその場で絞められるそうだ。うーん。
上に上がっていくと下の闘鶏の喧騒とは打って変わってがらんとしている。 昨日がお祭りだったらしく祭りの残骸などが残っている。 観光地などではない、地元のお寺と言った感じだ。 1つのお堂の周りにいくつものお堂が立っている。 それが「世界の中心」を意味しているかどうかは分からないが とにかくみんなで「世界の中心」を歌いながら回ってみる。 ここが歌の中の「世界の中心」ではないことは分かっていたが 何となく、「世界の中心」という偶然の名前がついていることだけでうれしい。 少し、穏やかな気持ちになる。
タクシーの運転手に3:30までに絶対に帰らなければ行けないと説明をする。 そうしたら少し早めに着きそうだったのでMにゃんが行きたがっていた モンキーフォレスト通りの「Hideaway」に立ち寄ってもらう。 写真を撮っていたがその晩、歩く生き字引R女にそのHideawayはモデルの場所ではないと 指摘され、翌日本当のHideawayを探しに行く事にする。
タクシーの運転手は3:30きっかりに私達をホテルに戻してくれた。さすがプロ。 何もかも抜け目がない。 まだくやしい気持ちが少し残っていたので買ったサロンをその日の晩のライブに着て行く事にする。 サロンの巻き方を隣の部屋の子に誉められてごきげんになる。ああ、単純。
「Live at EXILES」
今夜はMonkey Forest Bandのライブ。 会場のEXILESまで歩いて行く。 EXILESは言わずと知れたロバートハリスさんのお店。 バリに行ったら行きたい場所のひとつだった。 店内は思ったよりも奥行きがなく、横に広い感じ。 代わりに庭が広がっていて、中央にステージがあった。
ライブ前に食事をとる。 そうこうしているうちに杉さんたちが登場。 ワインが行き渡ったところで杉さんが乾杯の音頭。慌てた私はワインをひっくり返してしまう。 まわりから「にあーーーーーっ!!」という声が飛ぶ。(恥)
しばらくして、ライブが始まる。
「パピヨン」
一昨日行ったプリルキサン美術館で見た1枚の蝶の絵を思い出す。 バリでは白い蝶は神様の生まれかわりだそうだ。 そう思うと今まで聴いてきた歌も違った感じに聴こえる。
「ソウルバケーション」
この場所でこの曲を聴くと本当に心地良い。 まさに、はまりすぎて♪これから君はもうどこへも帰らなくていいんだよ♪ って所で涙が出そうになる。ホントに気持ちが良かった。 だけど♪ソウルバケーション♪の高音部が出ない。ああ、可哀想…
「Hide away」
「Sailing away」と続く。
「女神のいた夏」
また、チェハヤデワタの風景を思い出して泣きそうになる。
「自転車に乗って行こう」
「World of Love」
もう、はまりすぎ。
「One Summer Girl」
一度しかやったことがないという曲だけどとても好きな曲。 ビーチボーイズみたいでかわいい。 ここで渡辺かおるちゃん登場。 イエイ、イエーイ!!と掛け声をかけるとモンキーダンスをやってくれる。
「ライムのひとりごと」
伊豆田さんが登場し、「夢のふるさと」
本当にこの曲、大スキ。
上田さんも加わって、「愛はタイムマシーン」
以外とこの曲もバリに合っている。
次は今、杉さんと哲さんのアイドルだというBrian Setzerの曲。
余談だけどモーニング娘。とバリで会ったという話。 イブニング親父。とそういえば言ってた時期もあったなぁ(笑)
哲さんのギターソロの「Sleepwalk」すごくかっこいい。
続いて、杉さんがVoで「Let's live it up」本当にごきげんな曲。
このあたりから座っていられず、後ろを気にしながら立ちあがる。
「アマゾンボーイ」
「夢のMexico」
「太陽が知っている」
これも思い入れが強くてうれしい。思わずにこにこしてしまう。
アンコールで再登場。
「Asian Paradise」
ウブドの町の風景画浮かんでくるよう。
「世界の中心」
ああ、今私は世界の中心にいるんだなーと思うとありがたい気持ちになる。
「ロータスのほとりで」
バリでマッサージのお姉さんが気に入ったという曲。
これもあまりにはまりすぎている。
みんなで見るとどうしてこんなに楽しいんだろうっていうライブだった。 この場所でこのライブを見れて本当に感謝したい気持ちだった。
場所を初日に行った「Cafe Padi」に移して宴会。 みんなで2階に上がって席を決めていると私達の隣のテーブルに杉さんたちがやって来た。 YちゃんとMちゃんはそのテーブルにいたので今更動けず、石と化している。 私も左半分を緊張させながらもみんなと杉さんの事を話す。 初めて行ったライブの事やラジオの事。 地方の私には本当に縁遠かった話なので興味深く聴く。 知り合っていないうちから杉さんのラジオを通じて お互い名前を知ってたなんてステキだ。 みんな本当に杉さんが昔から好きなんだなーと思うと嬉しくなる。 私なんて…って思うくらい何にもしてなかった自分が恥ずかしいくらい。 だけど、こうして話してくれることがとても嬉しい。 こんな仲間に出会えた事を本当に感謝したい気持ちだった。
そうこうしていると杉さんが私の隣にやって来た。 逃げるに逃げられず(?)後ずさりをしたものの、 杉さんが「どう?飲んでる?」と話しかけてくれた。 どうやら2杯目のアラックのせいで顔が赤くなっているらしい。 「手紙読んだよ」と言ってくれた。 昨日ウェルカムパーティで渡した手紙をしっかり読んでくれて、 ちゃんと私だって分かってくれてたんだ。ああ、嬉しい(涙) 何か言わなきゃ、とあせったらふと兄に言われた宿題を思い出す。 しらさやさんの事を何でもいいから聞き出して来いという宿題だった。 しらさやさんの話から松山の話になる。 ちゃんと、私がどこに住んでるか分かってくれてるんだ(涙) 「四国、(新曲)すごく評判らしいよ」と言ってくれる。 ああ、FM愛媛のWさん、感謝。 そのあとはかなり杉さんも飲んでいたらしく、シェーに始まり、 モンキーダンス、ツイスト、挙句の果てに三点倒立までやってくれた。
後ろでは里ちゃんと、上田さんがガムラン(竹製の木琴のようなもの) を演奏している。とても心地よくガムランの音が響く。 営業時間が終わったから灯りを少し落としているので余計いい雰囲気だ。 ああ、本当に気持ちのいい夜だった。「HIDEAWAY」
7月1日(木)
ウブド滞在は今日の午前中まで。 と言うわけで午前6時に起床、「HIDEAWAY」をMにゃんと捜しに行く事にする。 昨夜R女子に聞いたところによると「Monkey Forest」を抜けたところにあるので そこで入場料を払って行かなければという事だった。 (別の道もあるらしいがその道は良く分からないと言うことだった) ガイドブックを見ると「Monkey Forest」は午前7時からだったので 6:45ころ部屋を出る。 そとはどんよりとしている。
「Monkey Forest」のところにいくがまだ開いていないらしく、 でもだからと言って通れないわけではない。 「ラッキー」と思いながらただで通らせていただく。 うっそうとした森に進んで行くうちに雨が降り始めた。 猿が姿をあらわした。数はどんどん増えていく。 「目合わしちゃだめだよ」「走っちゃダメだよ」とかいいながら こわごわ通りすぎる。ホント、恐かった。 去年Kちゃんは飛びかかられ、アクセサリーをもぎ取られたそうだ(恐)
R女子の作ってたとおりに進んで行くと「そこ」はあった。 ちょうど雨が激しくなったので「そこ」の看板の横にある小屋で雨宿りをする。 小止みになったのを見計らって、写真を撮る。 田んぼの真ん中にぽつんとある。 これがホテルだなんて誰が思うだろうか。 奥に続く小道を進んで行くと向こうから牛を引いたおじさんに会う。 ゲートを抜けるとたくさんの花の中に「そこ」はあった。 本当に「隠れ家」といった感じだ。 手前にフロント兼従業員の住居らしい建物、奥にホテルがある。 ホテルと言ってもどうやら4部屋くらいだ。 雨が降ったせいで空気が体にまとわり付く感じ。 そこだけが重く低く時が流れているようだった。
「HIDEAWAY」を後にして私達は杉ちゃまを始め、メンバーのみんなが泊まっている ホテルに向かう。8時からのジョギングのお見送りをするためだ。 雨が降ってきたので「今日は走らないかもしれないね」と言っていたら ツアコンの小林さんがジョギングしながらやって来た。 「まだみんな走りに行ってないよね」と言うので「多分」というと ホテルの中に入って行った。 そうこうしているうちに松尾さん、上田さん、伊豆田さん、小林さんそしてスタッフ達が ジョギングのために出てきた。 松尾さんは私達を見るとうれしそうに「おはよう」と言ってくれた。 上田さんは「見送りー?うれしいねー」と言って走って行った。(いいひとだー) Mにゃんは10cmはあろうかのサンダルを履いているのに一緒に走りに行こうとしていた(笑) だらだらと自分のホテルに帰り、少しホテルの前で待っていたらジョギング軍団が帰ってきた。 手を振ったら上田さんは「ここなんだーホテル」とか言いながらまた走っていった。
それから急いで朝食を取り、インターネットカフェに向かう。 10:30までにチャンディダサに移動のために戻らなければならないので 1時間弱しかない。 MACでない事を祈りながらカフェに入るとWINだったのでひと安心。 始めて見る海外での掲示板は文字化けだらけで誰が何を書いてるのか さっぱり分からない。メアドやURLを頼りに書きこめるところに書きこめるだけ 書きこんで行く。 内容を考える暇なんてなかったのでへんてこりんな書きこみでごめんなさいでした。 Aちゃんちの書きこみはみんなが気を使ってローマ字で書いてくれてる。 「N!!」という文字を見てなんだか感慨深くなった。 だけどよりによって何度書きこもうとしても書きこめない。ああ、理不尽だ(涙) 結局そこでタイムアウト。時計を見たら10:15だった。
急いでホテルに戻ってパッキングをする。 ばたばたと用意をしてバスに乗ってチャンディダサに向かう。 バスの中で昨日のライブのセットメニューを作る。 聴きながら、またうるうるしてしまう。 そうしていると私が作った最終日に歌う歌の歌詞カードの歌詞が間違っているということになる。 本当の歌詞カードがないのではっきりとした事が分からず、結局別のバスに乗っている 歩く生き字引R女に聞きに行く。 やはり、間違っていた(涙)Aちゃんが30枚以上の歌詞カードを手書きで直してくれる。(感謝) ああ、どうして私ってこうなのかしら…
海が見えてきた。 私がいつも見ている海とは全然違う、南国の海の色だ。 波も高く、照りつけるような陽射しだ。やっと「バリ」らしくなってきた。 ホテルは「プリバグースチャンディダサホテル」 ちなみに「バグース」は「最高」の意味である。 ホテルのレベルは分からないけれどとてもステキなホテルだ。 1室がコテージのように独立している。お風呂は天井がなく、気持ちよさそう。 3時からアフタヌーンティのサービスがあると言うことでお昼も食べずにプールに向かう。 みんなもプールに集まってきた。 プールの端に東屋がありそこに寝そべると本当に気持ちがいい。 プールでひと泳ぎして、アフタヌーンティとお菓子(なぜかういろうのようなお菓子ばかりだった) いただき、また泳いでいると杉さんたちが到着した。 手を振ると振り返してくれた。 プールが深いのをいいことに潜水なんてして髪も無茶苦茶だし化粧も取れてるのにああ恥ずかしい。 そうこうしていると、杉さんたちがプールサイドにやって来た。 ひたすらボーっと見ている。ああ夢みたい。 杉さんたちは東屋で寝転んでみんなと話している。見ているだけで十分だった。 ああ、幸せ。