入間石日記

 

10月23日(土)

 入間万燈まつりPresents万燈夢舞台ライブvol.5「杉真理&松尾清憲Live in IRUMA」と題されたこのライブ。池袋から電車で約1時間、入間市に到着。予定よりも早い飛行機に乗れたおかげで1時半くらいにはなんとなく集合…という予定よりもずいぶん早く11時半頃には入間駅に到着してしまった。会場は駅から約1.5km、並木道の坂道をどんどんあがって行く。万燈まつりなのでまわりの木々にはちょうちんがずっと飾られている。途中まで来ると道端に露店が準備を始めている。おみこしやいなせなハッピを来た人達もたくさんいて、町中がお祭りムード。人ごみをかき分けながら進んで行くと会場の産業文化センターの前でばったり高島さんに遭遇。「あ、こんにちは」とあいさつ。ここで間違いないと確信して建物の中に入るとすでに5〜6人の方が並んでいる。やっぱり1時半から整理券が出るらしい。早めに来て良かったぁ。「1時半までに来てねー」とみんなにTELを入れ、1時間半以上あるのでとりあえず、手紙を書いて時間をつぶす。当日券売り場ではずっと松尾さんのベストが流れている。

 1時すぎになるとにわかに人も増えてきた。ままとみずほさんが来て、話しているとすぐにMikiにゃんが来てくれた。ああ、良かったぁ、実はチケットはMikiにゃんに預けたままだったのだ。そうこうしているうちにAkemiちゃんたちも来てほっ。なんだか席の事になるとはらはらしちゃうんだよなぁ。1時半になり整理券の引き換え。「必要枚数言ってくださーい」っていうのはちょっと意外だった。

 整理券の引き換えも終わってロビーでみんなとご対面していたらどこからともなく「松尾さん」という声が。まま…と思って入り口の方を見るとすでにままはエレベーターに乗ろうとしている松尾さんの元へ。さすがっ。それも閉まりかけたエレベーターの扉をこじ開けて(?)のご歓談だったようだ(笑)おお、こんなところからいらっしゃるのか、イリマチする気はなかったけれどこの際、杉さんが来るまでいましょうと暗黙の了解の元にみんなで他愛もない話や、写真交換をしていると松尾さんに遅れること約30分、「杉さんだー!!」しゅたたたたーと手紙を持ってエレベーターに乗ろうとしている杉さんに手紙を渡す。うーん、私も成長したものだわ。で、心置きなくみんなでファミレスに移動。

 ファミレスでは総勢何人だ?…15人はいただろう大所帯で3時間以上だらだらすごす。遅れてきた人達ともそこで合流してほとんどオフ会状態。うーん、なんだかみんなくつろいでるなぁ(笑)6時近くなりやっとのことで腰を上げ会場に向かう。会場までの道のりは車はシャットアウトされていて並木道の通り全体がお祭り会場と化している。長く続くちょうちんの灯りがとてもきれい。祭りのざわめきが幻想的に見える。

 会場にはかなりの人が集まってきている。実は杉さんのホールのコンサートを見るのは初めてなのだ。この会場のロビーもなんだかとても新鮮だ。 会場の時間になり、番号が呼ばれ次々と入場して行く。なんとか席に落ちつき見まわすと、思ったよりもこじんまりとしたホールだけどとても雰囲気がいい。施設自体も新しいし、客層もおちついているせいかもしれない。

 ステージには椅子が4つ、そしてドラム、ピアノがセットされている。今日は「Monkey Forest Band」のライブなのだが、里ちゃんこと里村さんは諸事情でお休み。代わりに上田さんがドラムで入り、ゲストが伊豆田さん。それじゃまるでPiccadilly Circus。今日はどんなライブになるのか、想像がつかない。そうこうしているうちに杉さんをはじめメンバーがステージに現れライブが始まった。

パピヨン
Monkey Forest Bandのナンバーとしてもすっかりおなじみになった杉さんのナンバー。ギターとベースだけのこの曲もなぜか新鮮に聞える。少し枯れ気味の杉さんの声。大丈夫かなぁ…

ソウルバケーション
里ちゃんのパーカッション「ッカ――ッ」って音がないのでちょっと拍子抜けだけどいつ聴いても心がスウィングしてしまう。♪今夜きみはもうどこにも帰らなくていいんだよ♪はぁ〜っ癒されちゃうなぁ…
その後メンバー紹介。

Hideaway
松尾さんのヴォーカルのこの歌はバリのあるホテルがモデルになっている。いつ聴いても心はあの「隠れ家」のある風景が思い浮かぶ。
 昔組んでいた野球チームがあってそのメンバーでもあった嶋田さんが入間の隣の狭山にすんでいたこともあってこの近くで練習をしたことがあったという話。ちなみに杉さんはピッチャーだったらしい。ピンクのユニフォームにしようと提案した楠瀬誠志郎さん、その後はどうなってしまったんでしょう。

Sailing Away
風祭さんがヴォーカルのこの曲。オールウェイズの曲だけどおだやかでとても心地の良い曲。
 「祭の大御所の登場です」と上田さんの登場。最前列からすごい声援が起こる。上田さんは地元の山笠には毎年帰るそうです。(帰らないと何を言われるか分からないそう…)

Heaven in my heart
「3回までは間違ってもいいよ」と杉さんにプレッシャーをかけられつつも1回で成功した哲ちゃんのイントロのハーモニカ。すごく気持ちがいい。♪どんな明日が来てもいつだって僕はここにいるから♪ずっと気持ちのいい曲が続く。

自転車に乗っていこう
松尾さんのヴォーカルの曲。松尾さんはバリに行くとよく自転車で行動してらっしゃいます。そのイメージそのままの曲。里ちゃんがいないので今日はベルの音も聞えませんねぇ…

星に変わるまで
上田さんが作詞のこの曲を上田さんが歌う。(本来ならば風祭さんが歌うのだけど)「間違えてもいいですよ」という杉さんの言葉通りに間違ってしまってやりなおす上田さん。「あれ?なんだっけ」「“い”から始まるんじゃなかったですか?」とフォローを入れる杉さん。♪行きがかりでわかれた若さを恨んだ〜♪と今度は成功。この曲も素敵な曲なんです(^^)

10月2.3日にあった国際協力フェスティバルの話。タイのラッパーはなぜか博多弁に聞こえるという話。そのフェスティバルのテーマソングの曲がシングルで発売になったという話。
Asian Paradise
この歌には特に思い入れがあるので途中で泣きそうになってしまう。だけど杉さんはとても穏やかな顔で歌ってくれている。私が笑うと心なしか杉さんもさらに笑ってくれているような気がする。私のまわりにはたくさんの仲間がいる。みんなも笑顔だ。みんなと顔を見合わせてはまた笑顔が広がる。ああ、笑顔って広がっていくものなんだ、本当に実感。

太陽が知っている
にこにこがどんどん広がって行く。杉さんがかかとでカウントを取っているのが可愛くて見ていたら後ろから「足見て、かわいい」とぴっぴちゃん。みんな同じとこみてるのね(笑)いつ聴いてもこの歌は元気になる。どんなに辛くてもこの曲があれば私は大丈夫って思う。♪微笑んでみよう、明日の行く先だったら太陽が知ってる♪そう、けせらせらなのです。

伊豆田さんが登場。また伊豆田さんは髭を伸ばしている。
Never Cry Butterfly
伊豆田さんのアルファー波が出そうな声に会場もすっかり酔いしれている。

愛はタイムマシーン
イントロで哲ちゃんのギターがとぅるるる〜♪あれぇ?どうした哲ちゃん。一瞬新しいフレーズかと思ったけど必死で客席とメンバーみんなに頭を下げまくっている、素直すぎ(笑)しきりなおして東さんがヴォーカルのこの曲。改めて聴くとホントにデジャブになってしまいそうな曲ですねぇ。

ぼくのOKUSAN
ドラムとピアノが入ったなんだかジャズっぽい「ぼくのOKUSAN」。杉さんはまたかかとでカウントを取っている。♪ベランダで踊る君はごきげんハリウッド〜♪かも〜んっ!!やーんっちょっと照れ笑い。こっちもちょっぴり恥ずかしくなるけどえへへ、なんだか幸せ。

松尾さんのMCで来年、Strange Daysレーベルから出るソロのミニアルバムの話。実しやかに囁かれていた噂は本当だったのね。ソロを待ち望んでいたたくさんの人達、おめでとう。なんだかとても松尾さんも嬉しそう。「じゃ、Winter Gift Pops」の中から…」
Sleeping Gypsy
うぉぉーっ!!こんな曲が聴けるとはっ!!それに「幸せな日々を思い出してごらん 微笑の向こうにたどり着ける」ふぅなんだか胸が熱くなる。それにコーラスがすごく広がって行ってなんだかとてもスケールの大きな曲になっていく。はぁーっなんだかこの曲を聴けただけでも幸せだぁ。

伊豆田さんのMC。新しく出る「AMS&I」というユニットのアルバムの紹介。その中から
New York Style
ピカデリーのライブではもっともっと途中からバンド色が強かったけど「AMS&I」ではあんまりいじらずにアコースティックな感じでとってもジャズっぽく仕上がっている。これもまたなんだか「こじゃれた雰囲気 BY:杉さん」でよいですねぇ。

「じゃ、この辺で哲くん」…お、そろそろ出ますか?って感じのBrian Setzer。もうモンフォレのライブではおなじみになりつつあります。と、杉さんのMCが終わらないうちに始める哲ちゃん。どぉしたっ哲ちゃん。しきり直して哲ちゃんのソロ。
Sleep Walk

「腰が痛くなったらそろそろお立ち下さい」と杉さん。んでは立たせていただきます。だって次はあの曲でしょ?座ってなんていられないわっ(笑)
Let's live it up
思わず飛んでしまいそうになる。2列目なので我慢、我慢(笑)後ろを振り向くとみんな立っている。ああなんだか嬉しいなぁ。

アマゾンボーイ
松尾さんがヴォーカルの曲。さっきの曲からの盛りあがりそのままに会場が横揺れになってるような気がする。松尾さんも嬉しそうだなぁ。

夢のMexico
里ちゃんがいないのでキメの台詞は…と思っていたらイントロが始まってすぐ松尾さんが遠慮がちに「ぃやっほぅ〜っ」きゃぁーっなんだか新鮮ですねぇ(^^)

「アマゾンからメキシコに行ってそしてまた入間に戻ってまいりました。じゃ、最後に…」と言って何をするのかと思ったらなんとっ!!
Jet Lag X'mas Day」!!
うぉーっ!BOXだぁ!!それも本来ならCDじゃ久保田洋二くんがヴォーカルなのにぃ!!もう、びっくりっ!!つい2,3日前にこのCD久しぶりに聴いたとこだったのだ。ああ、幸せだぁ…。
が、またもや哲ちゃん、ギターが走りすぎて「ごめん、もう1回やっていい?」と杉さん。「あのまま行っちゃったらどうなってたんでしょ」うーん。どうした哲ちゃん。
熱いメキシコから一気に心はクリスマス。♪みんなグラグラになれぇ〜♪ああ、グラグラですわぁ。

あードキドキしたままメンバー退場。興奮はそのままにアンコールの拍手。

ここでみんなから花束が渡される。なんだか警備もいないしホントにたくさんの花束が贈られる。うーん素敵だなぁ。杉さんにはこのお祭のために作られたお酒も渡される。

これからのそれぞれのライブの案内があり、ギターがじゃ〜んっカウントが入り、「きゃぁーっ!!あの曲だぁ」…と思ったら「あれぇ?」「せっかくいい感じだったのになぁ…」と杉さん「いや、ぼくはカウント3で入るつもりで…」と東さん。どうした、みんなっ(笑)「では楽しいバージョンをお聞きくだ…」と言いかけたところでまたギターがじゃぁ〜ん「もといっ!!」三度目の正直で…
冬の天使たち
はぁ〜心はすっかり銀世界。ああ、いいなぁ…やっぱり。オムニバスだと思って侮ってはいけない「Winter Gift Pops」!!(誰も侮ってないって…(笑)…)

21st Century Man畳み掛けるようなナンバー。みんな踊る、踊る。そしてメンバー退場。

アンコールの拍手がやまない。ああ、もっともっとこのまま続いていればいいのに。

杉さんと東さんと松尾さんと哲ちゃんが登場。松尾さんはピアノの前に。
「ホントに今日はありがとう。今日のこの場所が世界の中心…というわけで」
世界の中心
♪楽しい食事のテーブル 愉快な仲間と音楽 なにもかも楽しめる宇宙の指定席♪うんうん、そうなんだよね。今日は特にそう感じる。♪ほらそこが世界の中心♪…
「どうもありがとう、おやすみなさい」
何が出てくるかわからないライブだったけどこんなふうに言われるともう「ありがとう」しか言えなくなっちゃうなぁ…なんだかとても胸が熱くなって来る。いいライブだなぁ…完成されてない新鮮味とみんなの暖かさがホールの中がいっぱいになっていた。

いろんなことがあって、行くのをどうしようかって迷ってたけど、ホントに行って良かった。みんながいてくれたからライブに行けました。そして楽しくみんなで見れました。ありがとう。杉さんを始めメンバー、スタッフの方々、こんなにスペシャルがいっぱいのライブを見せてくれて、そして幸せな気分にしてくれてありがとう。あの日、一緒に笑ってくれた仲間、ありがとね。また行くよ、わがまま言ってごめんね。

クリスマスの曲をたくさんやったせいか外はとっても寒かった。祭の後のちょうちんだけがずっと残っていてちょっぴり寂しそうだったけどとってもきれいだった。もうすぐ、冬だね。

Special Thanks to my Soulmates
Written by nia