歌舞伎町石日記

my music collection vol.4 恵津子の部屋side version
15th april 2001

 会場である新宿ロフトプラスワンはなんだか不思議な場所。一段高くなったステージを取り囲むようにテーブルが置かれている。BGMには「POP MUSIC」「Passion Glory」が流れてて今から何が始まるのかわくわくした気持ちで会場の空気がいっぱいになっている。

 まず角野さんが登場して一部の始まり。「パブリックイメージをぶっ飛ばせ」というテーマでKiroroやARB、EPOさん、徳永英明さん、仲井戸麗市さんのビデオをみんなで鑑賞。ARBにUNICORNのEBIくんが入ってるのにはびっくりだったなー。

  15分の休憩の中のBGMは「Piccadilly Circus」。聴きなれた歌もみんなで聴くとなんだか楽しさが倍増しちゃう。2部の最初にも角野さんお勧めの洋楽や、お客さんが持参したお勧めのアルバムなんかをみんなで聴いていよいよ杉さんと松尾さんの登場。杉さんは白のシャツに黒字にカラフルな模様のついたベスト黒のパンツ、松尾さんは黒のポロシャツにジーンズ。

 まず昨日アップしたばかりだという角野さんのHPの松尾さんのインタビューのことについて。角野さんが一生懸命説明してる時に松尾さんったら「カレーの匂いがしない?」なんて(笑) 角野さんと松尾さん、杉さんとのお仕事のお付き合いの始まりからBOXのなれそめの話へ。「一目会ったその日からっ!」「恋の花咲くこともあるっ!」「3万円、5万円運命の分かれ道っ!」ちゃうちゃう〜って思わずベタな突っ込みいれてしまいそうでした(笑)会場はもうすっかり2人のムード。ホントのなれそめは杉さんのお友達(HABUさん)が「杉さんこの人好きだと思うよ」って「SIDE EFFECT」貸してくれたことがそもそものきっかけでだそうで、その後すぐに杉さんのラジオに松尾さんがゲストに出た時に盛り上がって杉さんのおうちで毎日、小室さんと田上さんと一緒に、2週間くらいで「BOX POPS」のデモテープを作っちゃったそうです。

 その後、松尾さん、杉さん持参のビデオ鑑賞。まず松尾さんはソロのプロモーションビデオのダイジェスト。会場からは思わず拍手。「かわいぃー!」「きゃー!」という黄色い歓声。「Tea for you」の一人芝居には大盛り上がりっ。「相手役が来なかったんですよー」っておっしゃってましたけど(^^)「こっちの方がダイジェストじゃなくて全部入ってるんですよねー。何年も借りっぱなしでうちにあったんだけど…」って杉さんったらぁ。監督さんが「TERRA」と同じ岩下さんっていう方なんだそうです。 杉さんのビデオは「HOLIDAY COMPANY」を。こちらも杉さんが出てくると「かわいぃーっ!」って黄色い声(笑)しかしこの豪華なメンバー(南佳孝さん、プリプリ、薫ちゃん、Hi-Fi SET、種とも子さん)がよく揃ってビデオ撮影できたなぁと今更ながら感心してしまいますわ。薫ちゃんが登場した時も一段と大きな歓声が。みんなホントにかわいいっ。何度も見てるビデオだけどみんなで見ると盛り上がりも格別。ん〜っ堪能っ。 「この後、BOXのビデオがあるんだけど時間の都合で音消して映像だけ…」って角野さんが言うと会場からブーイング。「えっ、やだ?じゃ、見ようか…」わがままなお客ですみませーん(^^;;だけどイントロが始まったとたん「きゃーーーっ!!」とすごい声。まるでホントのライブを見てるみたいでした。頭ゆれちゃうよー(笑)「この撮影のエピソードがあったら…」「モノクロだけどネクタイだけ赤いんだよね」と松尾さん。「僕と松尾さんが見つめあって笑うところがあるんだけど照れちゃってね…」と杉さんが言うともうそこばっかり気になっちゃって、うふふ。ああ、もうみんなビデオに釘付けっ。あ〜っやっぱりBOXってすごいわっ。「なつかしいですねーっ」「思わず笑ってしまう…ユーモラスなトコ…」って角野さぁ〜んっ!ユーモラスぅ?「真剣だったんですよぉ〜」と杉さんも思わずつっこむ、つっこむ(笑)

 ビデオの後は質問コーナー。「SAYAKAさんのCMの曲は書き下ろした曲なんですか?」やっぱり来ました、この話題。「4日間で作らなきゃいけなかったんだけど2タイプ作って『タイプB』って方を使う事になったんだけど初めて会うSAYAKAちゃんは礼儀正しくていい子でしたよー」と。「ポールマッカートニーに自分の歌を歌ってもらうならどの曲がいいですか?」っていう質問にすかさず「スターライトラプソディ!」と。みんなからは納得の「あ〜っ・・・」 理由も「ポールっぽいから!」ってホント想像しただけでぞくぞくしちゃいます。松尾さんには「ジョンが生きていたらどの曲を一緒に歌いたいですか?」の質問にもジョンのことを歌った歌だからと「Dreamer」を。これも納得。「BOXの新作はいつごろの予定ですか?」の質問には見つめあって「ねぇ・・・」なんて(笑)「いつかわかんないけど・・・」ってその言葉心に止めておきますっ!「お互いのアルバムに参加してそのエピソードを…」という質問には2人とも「こんなに違うものかって改めて感じました。」と。それぞれの新しいアルバムでは杉さんのメジャーな部分、松尾さんのマイナーな部分が対照的に現れてますもんねぇ。

 そしてお待たせのミニライブ。「じゃ、ピーターアンドゴードンのポールの歌なんだけど『愛なき世界』を」と、うう変化球で来ましたか(笑)「あのビデオ(BOX)は(2人の)並びが反対でしたねー」なんて杉さん話し始めたけど「時間あんまりないですよね(^^;;次の曲行ってからにしましょうか?」「では次は作詞杉真理&松尾清憲『マイルネッサンス』初めてやるんですけど…」会場からは黄色い歓声!杉さんの珍しい低音コーラスが生で聴けちゃうのねっ(感涙)ギターもかなりポイント高いっ!そのせいかコーラスがあれれ?ってとこもあったりしたけど(笑)「すみませ〜んっ、細かい字で書いちゃったんでよく見えなくて(^^;;」って杉さん突っ込まれる前に自己申告(笑)「さっきの話の続きで、松尾さんってAB型なんですよね。でPiccadillyの上田さんもABで…」って大阪のHEAT BEATの上田さんのハイハットが壊れちゃって曲に入れない時、松尾さんと上田さんはあきらめちゃったって話。フォローしようと思った杉さんがとっさに「おばけぇ〜〜っ」って言っちゃったんですよね(笑)「あ、時間ないんですよね、巻きですね…巻きといえばっ!松尾さんポール牧のマネ上手いんですよねー」って(笑)だから時間ないんだって(笑)「じゃ今度は僕のアルバムから『君がいるから』を。」さっきまでのおちゃらけムードを一掃するような杉さんの歌声が響く。サビのところでは松尾さんもコーラスに入って。うわー贅沢っ!♪気球に乗って旅をしよう♪のところのコーラスは絶品ですっ!「ではみなさんの手拍子足拍子がいただけると嬉しいな」「ホントは8人でやるんだけどね」をを、ピカですかっ!?そう来るとは思ってませんでした(^^)「21世紀になったと言うことで『21st Century Man』を。」2人だけだけどみんなの手拍子でとってもいい感じ♪をを!杉さんのギターソロっ!8人のピカとはまた違った味の2人のピカを堪能させていただきました(^^)

 なんだかホントにあっという間のイベントだったような気がします。アルバムのお話と言うよりも昔のお話やBOXのお話のほうが多く、貴重なお話をたくさん聞かせていただきました(^^)ライブはもちろんだけど、トークの方で一番盛りあがったのがBOXの「Temptation Girl」のビデオを見た時。まるでライブみたいな歓声だったなぁ。目の前にご本人がいるというのに(笑)10年以上前のことなのにこんなにもみんな熱い思いを持ってるんだなーって改めて感じられちゃいました。杉さんや松尾さんもそんな気持ち、きっと伝わっただろうな。ソロのアルバムが出て、それぞれにソロ活動もお忙しくなるとは思いますが、こうして2人が揃うとまた違った世界が出来て、それもとても楽しみなので、また機会があればやっていただきたいです♪

 素敵なイベントを企画、運営してくださった角野恵津子さんに心から感謝をします。本当にありがとうございました。これからも素敵な音楽を私たちに紹介しつづけてください♪

 

Thanks to Ms.Etsuko Kadono& My Soulmates
with Hug & Kiss!

Written by nia